超高齢化が進行する中、医薬品及び機能性食品(以下「医薬品等」という。)の効果効能やその併用による相互作用を含めた有効かつ安全な使用法について、学術的基礎研究とともに質の高い臨床研究の実施が望まれています。
静岡県立大学では、平成14年度から採択された21世紀COE及びグローバルCOEの両プログラムにより、医薬品等に関する多くの基礎研究成果を挙げてきました。
これらの研究の更なる推進と成果の事業化のため、平成25年11月1日、薬学研究院の附置施設として「薬食研究推進センター」を解説しました。

 

【センターの概要】

(目的)

健康科学の発展及び健康長寿社会の実現に寄与することを目的とし、医薬品等に関する学術的基礎研究の推進及び臨床研究への支援とともに、医薬品等に関する情報提供並びに専門職及び研究者の養成に関する支援を行います。

(主な事業内容)

1. 基礎研究の推進:医薬品等の開発や適正使用を支援するための解析等を行う。
2. 臨床研究の支援:地域の医療機関と連携し、有効かつ副作用を低減した医薬品の適正な使用法や、安全かつ有効な機能性食品の開発に繋げるための橋渡し研究(トランスレーショナルリサーチ)を推進する。
3. 情報提供:地域の医療専門職や一般県民に対し、薬・食に関する信頼性の高い情報提供を行う。
4. 人材育成:治験コーディネーターなど、薬・食に精通した実践能力のある医療専門職や研究者の養成を支援する。

(特色)

医薬品及び機能性食品の基礎と臨床に関する双方向的な学術研究を附属医療機関を有しない大学において行うのは国内で初めてのケースであり、他大学、民間企業、行政機関等からも注目されています。

 

【メディア掲載】

静岡県立大学大学院 薬食生命科学総合学府 薬学研究院 薬食研究推進センター
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