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研究院長挨拶

薬学研究院長

眞鍋 敬

 本邦では、総人口に占める65歳以上の高齢者の割合が28%を超えており、世界に先駆けて超高齢社会を迎えています。また高血圧症、糖尿病などの生活習慣病に加え、認知症の患者数も毎年増加しています。このような背景から、生活の質を保ちつつ最後まで自立した生活ができる「健康寿命」をどのように伸ばすかが大きな課題となっています。本大学院では、健康長寿社会の実現を目指して、生体機能の解明と薬物作用・薬物療法の基盤構築、医薬品の新規合成法や分析法の確立、オミクスを基盤とする病態解析と創薬、薬物送達システムの創製、適正な薬物療法のための製剤開発や薬物動態解析、個人にあった薬物療法(テーラーメード医療)、薬物代謝と安全性評価に関わる研究などを精力的に行っています。また静岡県立総合病院内に研究室を設置し、臨床研究を遂行しています。これらの研究・教育を通して、医療薬学、臨床薬学、創薬科学、薬食生命科学の分野を切り拓くグローバルに活躍できる研究職や技術者、物質科学や生命科学の統合的な知識と高い専門性を身につけた指導的立場に立つ薬剤師等の専門職や行政職あるいはこれら分野の教育職に携わる人材を輩出しています。本研究院は2つの附置センターを要しており、創薬探索センターでは、本学発の新薬シーズ開発を目指した研究を推進しています。また薬食研究推進センターでは基礎から臨床に至る創薬と育薬研究を実施しています。

 なお、研究室の研究内容についての具体的な説明は、各研究室のリンクからご覧下さい。

 

 

静岡県立大学薬学部・薬学研究院

〒422-8526

静岡県静岡市駿河区谷田52-1 

電話 054-264-5102