薬学教育・研究センター(静岡県立総合病院内)
◎長期実務実習の指導
◎診療科・薬剤部との臨床共同研究
を推進しています。
静岡県立総合病院先端医学研究棟5階には、臨床薬剤学分野、臨床薬効解析学分野、医薬品情報解析学分野、分子病態学分野のブランチ研究室が設置されています。ここを拠点として、薬物動態解析、薬物代謝・反応性遺伝子解析、臨床統計解析、分子病態解析のため、最新の分析・解析機器を活用して、臨床薬学研究を推進しています。薬学教育・研究センターでは静岡県立総合病院における長期実務実習の指導および診療科・薬剤部との臨床共同研究の推進という重要な役割を担っています。実務実習を指導する教員は臨床での実務経験が豊富な実務家教員であり、薬剤部の指導薬剤師と連携して実習指導にあたっています。
臨床共同研究テーマの例
●薬物代謝酵素活性のPhenotype/Genotypeマーカーを用いた薬物相互作用解析
●分子標的薬による皮膚障害の発症メカニズムの解明
●抗がん薬の有害事象発現メカニズムに関する薬物動態学的解明
●修飾ヌクレオシドの癌化学療法効果判定マーカーとしての有用性に関する研究
●膵癌患者におけるゲムシタビン塩酸塩の薬効および有害反応発現に関する研究
●慢性呼吸器疾患患者における病態マーカーおよび薬物応答性マーカーの探索研究
●神経変性疾患における酸化ストレスマーカー測定の意義に関する研究
●健康食品と医薬品との相互作用に関する研究
●臨床研究活性化のためのインフラストラクチャー整備に関する研究
●エピジェネティック制御による心不全治療に関する展開医療研究
●心血管疾患リスク評価のためのバイオマーカーに関する探索的研究
●食品による生活習慣病改善に関する薬理学的研究