2011/12/19 月例薬学セミナー(迫 和博 先生)
製薬企業における製剤開発
演者 迫 和博 薬学博士(アステラス製薬株式会社 技術本部 製剤研究所長)
日時 平成23年12月19日(月)15:00-16:30
場所 小講堂
要旨:製薬企業における製剤研究の本質的役割は、薬理効果を有する化合物を正確に
患者に供給可能な剤形(ユニット・製品)を開発することである。加えて、薬理効果
増強や副作用軽減を目的とした薬物送達システムの適用、ならびに使用性・服用性を
改善する等の利便性を向上させる剤形技術の適用可能性も検討する。一方で、機能性
を付加した製剤開発には相当の時間・開発費用を要する。したがい、患者に早い新薬
を届けること、費用に見合った最高の剤形を開発する事を念頭においた製剤開発戦略
が重要になる。本講義では、企業における製剤開発の概要ならびに製剤技術開発例に
ついて紹介する。
問い合わせ先: 創剤工学分野 板井 茂