第264回 月例薬学セミナー （平成29年度第6回）
日時：平成29年9月22日（金）午後2時～4時
場所：静岡県立大学 看護学部棟13411講義室
演題：抗体を源流とする生命分子構造学の展開
演者：加藤 晃一 先生
自然科学研究機構 岡崎統合バイオサイエンスセンター 生命動秩序形成研究領域・生命分子研究部門 教授；名古屋市立大学 大学院薬学研究科 特任教授
概要：私の博士課程の研究テーマは“抗体のNMR”でした。分子量15万の抗体をNMR研究の対象とすることは当時としては無謀な試みでした。それから30年、薬学と基礎科学の両面から生命分子構造学の研究に取り組んできました。特に、糖鎖の構造機能研究はNMR分光法、X線結晶構造解析、分子動力学計算などの生物物理学的なアプローチと合成化学そして分子・細胞生物学を統合して面白い展開を迎えています。こうした生命分子構造学を基軸にした異分野融合によって、私たちがどのような研究をさらに展開しようとしているかについてもお話ししたいと思います。
問い合わせ先：
静岡県立大学大学院 薬学研究院 生化学講座
静岡県立大学大学院 薬学研究院 生化学講座
鈴木 隆
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