2013年9月中旬 せとうち児島ホテル(岡山)にて開催されました第30回有機合成化学セミナー(実行委員会委員長 岡山大学大学院 髙井和彦教授)において、医薬品製造化学教室(菅敏幸教授)博士前期課程2年 朝比奈彩さんがポスター賞を受賞しました。
本会は有機合成化学協会主催の、大学、民間企業から注目を浴びるセミナーであります。本年も、活躍中の著名な講師を招いての講演、交流会により、学生、大学教員、民間企業の研究者総勢200人が一堂に会し、討論、交流を交わしました。
朝比奈さんの発表演題は「アクロメリン酸Bの全合成」です。
アクロメリン酸類は、毒キノコである“ドクササコ”より単離された強力な生理活性成分であり、記憶・学習に関与するグルタミン酸受容体に作用します。記憶・学習メカニズムの解明やアルツハイマー病への治療等、興味が持たれる化合物です。今回、その化学的全合成が達成されました。
関連リンク:薬学部 医薬品製造化学教室ホームページへ
URL http://w3pharm.u-shizuoka-ken.ac.jp/~yakuzo/