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本学教員が日本毒性学会 第3回 日化協LRI賞を受賞

 

 薬学部の吉成浩一教授(衛生分子毒性学分野)が日本毒性学会 第3回 日化協LRI賞を受賞しました。この賞は、日本化学工業協会(日化協)が運営する日化協LRI*(長期自主研究活動)での研究者奨励の一環として、“化学物質が人の健康や環境に与える影響”に関する優れた研究業績をあげた研究者を表彰するものです。授賞式は7月10日~12日に横浜で行われる第44回日本毒性学会学術年会において執り行われます。

【受賞者】

  

   吉成浩一 教授

【受賞テーマ】

 薬物代謝及び核内受容体研究を基盤とした化学物質の肝毒性発現機序解明と評価予測系開発

【受賞理由】

 化学物質の代謝は、毒性発現の組織や毒性の強度、種差・個体差等を決定する主要な因子であり、代謝を理解することは化学物質の安全性の評価・予測において非常に重要です。吉成教授は、代謝研究を通じて、化学物質の生体影響の評価や毒性発現機序解明における優れた研究成果を挙げ、それをもとに独創的なアイデアに基づいた新規毒性予測手法・動物実験代替法に取り組んできました。また、LRI テーマとしても採択された実績がありLRI の発展におおいに貢献をしてきた他、毒性学会においても各種委員を歴任し貢献されています。

*LRI:Long-range Research Initiative (長期自主研究活動)  

 LRIは、国際化学工業協会協議会(ICCA)に加盟している欧州化学工業連盟、米国化学工業協会および日化協の3つの団体によって1999年より運営されているグローバルプログラムであり、化学物質の安全性を向上させ、不確実性を低減させることを目的に、“化学物質が人の健康や環境に与える影響”に関する研究を長期的に支援している自主活動です。

 

  

 

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