静岡鉄道美術館前駅から静岡県立大学、静岡県立美術館に向かう上り坂(通称、並木通り)の途中に、「やぶきた」茶の原樹が植えられています。
「やぶきた」は、国内で広く栽培されている品種です。原樹は、静岡県の天然記念物に指定されています。
やぶきた原樹
正面の樹が、やぶきた原樹です。中央に「やぶきた原樹」の看板、右手にそのいわれを記した解説板が見えます。
左手には、日本に茶をもたらした栄西禅師肖像建設の碑が建っています。また、原樹のかげになっていますが、後方には茶業に大きな功績を残した杉山彦三郎翁の頌徳碑(しょうとくひ)が建っています。
解説板
(内容) この樹は、優良品種である”やぶきた”の母樹です。
静岡県指定天然記念物「茶樹やぶきた母樹」解説
”やぶきた”は、安政4年7月ここ有度(うど)村に生まれた故杉山彦三郎翁が選んだもので、収葉量と製茶品質は最もすぐれ、その名は全国的に有名です。翁はその一生を茶の品種改良にささげ、全国の茶生産地を踏査して良樹の選定につとめ、いく種もの優良種の選抜に成功しました。
この母樹は、たまたま竹やぶの北側にあったので、”やぶきた”と命名されたものです。現在各地の茶産地には、この樹の分身が植えつけられ、我が国茶業の発展に寄与しています。そして、昭和38年4月30日県の天然記念物に指定され、県文化センターの建設にあたり、”やぶきた”母樹の所有者である杉山彦三郎顕彰(けんしょう)会から県に対し寄贈されました。
このため”やぶきた”母樹誕生の地と翁の栄誉を永久にたたえるため、静岡市谷田(やだ)159番地からこの地に移植しました。
昭和43年4月
杉山彦三郎顕彰会(静岡市北番町81 静岡県茶業会議所内)
静岡県
原文に、一部ふりがなを付けました。
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