平成26年12月4日(金)に、静岡駅前にあるグランディエールブケトーカイを会場に、第8回排尿障害モデル研究会を開催しました。
本年は、特別講演として、日本大学工学部医療工学講座排尿障害研究部門教授の山口脩先生に、「下部尿路症状(LUTS)の発症機序と病因の解明━慢性膀胱虚血ラットモデルを用いた研究」と題して、慢性膀胱虚血モデルが過活動膀胱(OAB)の病因・病態の解明、またOABから低活動膀胱(UAB)への病態進行の機序やそれを抑える薬剤の研究に寄与する可能性について、ご講演いただきました。
教育セミナーとしては、サザンナイトラボラトリーLLP代表、北上中央病院(泌尿器科)副院長の菅谷公男先生に、「排尿障害モデル動物の開発とその障害機序の解明」と題して、トラニラスト誘発間質性膀胱炎モデル、骨盤うっ血頻尿モデルと骨盤うっ血前立腺炎モデルを紹介していただきました。
他に、15題の一般演題も発表され、活発な討議がなされました。

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