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第284回 月例薬学セミナー(令和2年度 第2回)

日時:2020年7月27日(月) 15:00~23:59
形式:学内ポータルにおけるオンデマンド配信(受講方法は下記)
対象:大学院生、学部生、教職員
担当教室:実践薬学分野


演者:迫 和博 先生
アステラス製薬株式会社コーポレート・アドボカシー部門長*
* 2020年4月に新設した部門であり、部門内に旧広報部、旧医療政策部、旧  社会貢献部を有する。コーポレートとして外部とコミュニケーションする組織であり、これまでのコミュニケーションを超えて企業と社会との一体化を目指す。

 

演題:製薬産業を取り巻くカオスな環境変化とその中でも育てて欲しい研究心

講演内容

 超高齢社会による医薬品価格へプレッシャーに対して、医薬品研究開発費は年々増加を続けている。昨今のナショナリズムの台頭やそれによる流通経路の遮断等は、グローバル医薬品開発への難易度を上げている。また、患者数の多い疾患に対して治療満足度が高い医薬品が開発されてきた結果、ブロックバスターに代表される大規模生産品の開発可能性が少なくなり、個別医療や希少疾患に対応するための小規模生産品が中心へと変化してきた。低分子医薬品中心であった医薬品開発は、抗体、遺伝子、細胞等の新たなモダリティへと推移し、現有の経験や設備での対応が難しくなってきている。
 このような大きな変化の中でも、変わらないものも沢山ある。医薬品は患者に正確に届いて初めて有効であり、患者に届くためには沢山のプロフェッショナルの手を経ていることも、その一つである。どの過程も変化の影響も受けることになるが、バイオテクノロジーの進歩もデジタル革命も機会として捉え、社会に価値をもたらす医療ソリューションの創出に如何に役立てるかがポイントになる。本講演では、小生の企業研究者として、あるいは欧州での経験を通して、皆さんと共有したい情報や考え方を紹介したい。

受講方法:上記期間内に静岡県立大学学内ポータルに大学IDでログインし、授業用フォルダ→薬学部フォルダ→令和2年度 第2回月例セミナーフォルダ内の動画を視聴して下さい。視聴方法・月例セミナー出席確認方法は、ユニバーサルパスポートにも掲示します。

問い合わせ先:
静岡県立大学薬学部・実践薬学分野 教授 並木 徳之
E-mail: namiki(ここにアットマーク)u-shizuoka-ken.ac.jp

<PDFチラシはこちらをクリック>

 

静岡県立大学薬学部・薬学研究院

〒422-8526

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電話 054-264-5102