2020/1/16 第18回薬学講座が開講されました
静岡県立大学大講堂で令和2年1月16日(木)に、第18回薬学講座が開講されました。本講座は薬学部の全教員、全学生を対象に、薬害問題の解決に向かって闘ってこられた専門家、製薬企業の第一線で活躍されている研究者を講師に迎え、毎年開講されています。
第1部では講師に「ヤコブ病サポートネットワーク」副代表 中野裕子氏をお招きし、「薬害被害者家族の思い 薬害が起こらない社会を目指して」と題しご講演いただきました。医薬品副作用情報が十分に共有されず、薬害が拡大した経緯について、ご自身の体験を含めて大変貴重なお話を伺うことができました。
第2部では講師に株式会社AdipoSeeds 代表取締役 宮崎洋氏をお招きし、
「血小板産生因子トロンボポエチンの発見からバイオ医薬品の創製」と題しご講演いただきました。体内で働くホルモンの発見からバイオ医薬品の開発まで、基礎的な内容も踏まえながら丁寧に分かりやすくお話していただきました。
御講演後には、本学薬学部生や薬学研究員生の質問にも丁寧にお答えいただきました。
鬼頭宏学長による開会の挨拶
中野裕子氏による御講演の様子
第1部の座長を務める眞鍋敬薬学部長
宮崎洋氏による御講演の様子
第2部の座長を務める今井康之副学長
質問する会場の学生
石川智久薬学研究院長による閉会の挨拶