薬学部 薬物動態学分野の尾上 誠良 准教授は,2012 年度 日本ペプチド学会奨励賞を受賞しました.日本ペプチド学会奨励賞はわが国におけるペプチド研究分野において卓抜な功績を挙げ,将来の活躍が期待される研究者を奨励することを目的としています.
受賞の対象となった研究テーマは,「生理活性ペプチドの高機能性誘導体設計と動態制御学的研究」で,生理活性ペプチドの医薬応用を目的として様々な機能性誘導体を開発し,さらにペプチドの体内動態を改善して副作用を回避する新投与形態を設計し,その成果を学術論文や特許として公表してきました.本研究成果は,治療アドヒアランスの高いペプチド医薬品創製に寄与するものと期待されます.研究成果の一部は日本ペプチド学会 第 49 年会(2012 年 11 月 7〜9 日,かごしま県民交流センター)における受賞記念講演で発表されました.
写真:日本ペプチド学会 第 49 年会における受賞式にて