PROJECTS

バイオマーカー関連

副作用早期発見、及び治療成績向上の為の各種バイオマーカー評価

 

<4β-hydroxycholesterol濃度を指標とした薬物間相互作用発現様式の解明>
CYP3A4/5は、薬物代謝に高い割合で関与し、その活性は薬物間相互作用の影響を大きく受ける。患者負担の少ないCYP3A活性の内因性指標として、CholesterolのCYP3A4/5による代謝物である4β-hydroxycholesterolが知られている。本パートでは、LC-MS/MSを用いて血漿中4β-hydroxycholesterol濃度を測定しCYP3A4/5の活性を評価することで、薬物間相互作用により生じる酵素誘導及び阻害の発現様式の解明、及び患者QOLの向上を目指す。
(静岡てんかん・神経医療センターとの共同研究)

 

<薬物誘発性腎障害を早期検出するためのバイオマーカーの探索>
薬物誘発性の腎障害は、臨床上で問題となっているが効果的な予防方法がない現状である。抗がん剤の一つであるシスプラチン(CDDP)は腎障害を発症する薬剤として知られている。CDDPを投与する際には、臨床では血清クレアチニンと患者の年齢、体重から算出するクレアチンクリアランスを用いて腎機能を評価しているが、効果的に腎機能を評価しているとはいいがたい。そこで、本パートではCDDP投与の患者の尿を経時的に採取し、尿中のバイオマーカー測定することで、CDDPによって誘発される腎障害の早期発見および予防方法の確立を目指す。
(静岡県立総合病院消化器外科との共同研究)


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