PROJECTS

角層構造関連

健常人および皮膚疾患患者の角層の解析

 

体の最外層にある皮膚の役割には「体の内と外を分け、外界からの刺激の保護、体内からの水分蒸散の保護や諸器官を守る」などがあげられる。

 

皮膚の最外層にある角層は角層細胞と細胞間脂質からなり、健常人の角層はこの角層細胞と細胞間脂質の配列が整っていることが知られている。ところが、皮膚疾患患者の角層では、角層細胞と細胞間脂質の配列が乱れていることが知られており、さらに細胞間脂質を構成する成分が健常人と異なることがわかってきた。

 

そこで本パートでは、健常人および下記の皮膚疾患を持った患者の治療の過程の角層をテープストリッピング法*によって採取し、UPLC-TOFMS、FT-IR、放射光X線を用いて角層成分および構造解析を行い、皮膚障害発症のメカニズムを角層構造の観点から検討している。

 

*テープストリッピング法・・・粘着性のあるフィルムを皮膚に圧着し、角層を採取する方法

 

@ チロシンキナーゼ阻害剤によって発症する皮膚障害患者の角層構造及び成分の評価
(静岡県立総合病院呼吸器内科、皮膚科との共同研究)

 

A 生物学的製剤投与前後での乾癬患者における角層構造及び成分の評価
(静岡県立総合病院皮膚科との共同研究)