I-4 (14:30-15:20) (座長 (岐阜薬大)佐治木 弘尚)
「アレンと炭素ー炭素多重結合の分子内環化付加反応」
Intramolecular Cycloaddition Reaction of Allene with Carbon-Carbon Multiple Bond
(金沢大院医薬保) 向 智里
ビスアレン体と一酸化炭素とのロジウム触媒分子内[2+2+1]型環化付加反応によるビシクロ[6.3.0]骨格の構築、ロジウム触媒存在下でのシクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタンの環開裂を伴ったアレニルシクロアルカンーアルキン誘導体からビシクロ[m.4.0]骨格(m=5,6,7)への変換、及びアレニルシクロプロパンーアルケン体のロジウム触媒分子内環化付加反応を基盤とするビシクロ[4.3.0]骨格の構築等を中心に、多様な双環性化合物の構築法を紹介する。
I-5 (15:20-16:10) (座長 (旭化成)植松 信之
)
「フルオラスLewis酸触媒反応の開発 -温暖化とPFOS/PFOA問題への対応-」
Development of the Reactions Catalyzed by Fluorous Lewis Acid: Efforts
against Global Warming and PFOS/PFOA Problem
(野口研) 吉田 彰宏
主に3, 4属元素を中心金属とし、ペルフルオロアルカンスルホンイミドアニオンを配位子とする高活性なフルオラスLewis酸触媒を開発した。この触媒がフルオラス媒体に可溶であることから、フルオラス二相系反応に於いて容易に回収・再使用可能であることを見出した。また環境問題対策として、高沸点フルオラス溶媒の検討や、ペルフルオロオクチル基を含まない新規フルオラスLewis酸触媒の開発を行った。
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