原 雄二 「骨格筋再生研究を通じた健康長寿への貢献」 (統合生理学分野 教授)

原 雄二 (統合生理学分野教授)

骨格筋再生研究を通じた健康長寿への貢献

 2021年4月より統合生理学分野に異動して参りました。電車から見える富士山の眺めを毎日楽しみに通勤しております。
 私はこれまで骨格筋疾患に関する研究を行ってきました。骨格筋を構成する筋線維は、絶え間ない収縮・弛緩により常に物理的な力(ちから)を受けています。ダメージを受けた筋線維は再生・修復されることで、骨格筋全体の恒常性が維持されます。骨格筋の機能破綻は筋疾患のみならず、老齢時の運動能の低下にも密接に関わることから、骨格筋研究は、現代の日本において極めて重要と言えます。私は、物理的な力がいかに細胞・生体組織の機能に関わるのかを明らかにする「メカノバイオロジー」研究を基軸として、骨格筋再生機構の解明を目指しています。研究室一丸となり、神経・筋研究を通じて健康長寿の達成に少しでも貢献したいと考えております。

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