研究紹介 Research
がん、感染症、自己免疫疾患の診断や治療に有用なヒト型抗体の作製と臨床応用
1) 癌細胞表面抗原と反応するヒト型リコンビナントFabの単離と性状解析
ファージディスプレイ法を用いたヒト型リコンビナントFabの作製についての研究を行っている。診断や治療に有用なヒト型抗体医薬の開発を目指している。

2) 癌抑制モノクローナル抗体のエピトープ解析とその抗腫瘍免疫誘導への応用
抗体医薬の欠点として、1)継続的に使う必要がある、2)高価薬品なので経済的に圧迫される、3)アレルギー反応を起こすことがある、4)効果が持続しなくなることもある、などが挙げられる。これらの欠点を克服のためのアプローチとして、抗体医薬の認識するエピトープ配列からペプチドワクチンを作って癌患者に投与することにより、抗体医薬と同等な治療効果を誘導できないかという研究に取り組んでいる。
