大学院特別講義
日時: 令和3年11月12日(金)15:00-16:30
場所: ZOOMにて開催(参加URLはメールにて連絡)
対象: 大学院生、学部生、教職員、学外の方の参加も歓迎いたします。
演題: 大規模災害における薬物治療を考える
演者: 林 秀樹 先生
講演概要:
我が国では、地震や豪雨などの自然災害により大きな被害が発生することが頻繁にあります。このような大規模災害における医療ニーズは災害の種類やフェーズにより変化します。医療ニーズが刻々と変化する災害時において、薬物治療を必要とする人に対して薬剤師としてできることが、これまでに多く報告されています。薬剤師法第1条においては、薬剤師の任務として、「調剤」、「医薬品の供給」、「薬事衛生」の3つが規定されています。平時において、薬剤師は、患者に治療を提供する医療者の役割とともに、医薬品を調達したり供給したりするロジスティシャンとしての役割も担っています。災害時においても薬剤師の役割は平時と同じですが、薬物治療のニーズを確認し、平時とは異なった方法で医薬品を調達したり供給したりする場合もあります。また、避難所などでは、薬事衛生の知識・技術が求められることもあります。本講義では、大規模災害時の薬物治療に必要な事項を過去の災害をもとに確認し、災害時の薬物治療に関する最近の研究事例を紹介いたします。
*「薬物治療学特論」の1コマとして実施しますので、特論の受講者は出席してください。
注意:薬科学特論の対象とはなりません
*「薬科学特論および薬学セミナー」の対象です。出席確認ののちにセミナーカードに押印しますので、指定の場所にセミナーカードを提出して下さい。
問い合わせ先:
静岡県立大学薬学部臨床薬効解析学分野 伊藤 邦彦
TEL/FAX: 054-264-5673
E-mail: itohk@u-shizuoka-ken.ac.jp